パラレルグレーティング分光器 概要
SOL instruments社製が開発した、パラレルグレーティング分光器は、上下2段に異なるグレーティングを搭載した特殊な分光器です。
2段のグレーティングは個別に動作するため、CCDイメージセンサーの上下で異なるスペクトルを取り込むことや、CCDを2台用いて2箇所の出射ポートから光を同時に取り込むことが出来ます。これにより従来よりも広い帯域のスペクトルを同時に測光することや、同時に異なる波長帯のスペクトル測定が可能です。
異なる波長範囲を同時に分光

NP250-2パラレルグレーティング分光器は、上下2段に配置された異なるグレーティングで分光し、一台のマルチチャンネル検出器で 異なる波長域で分光する非常にユニークな分光器です。
右図はANDOR社のICCD検出器で水銀ランプを測定した例で、上段が波長365nm近傍、下段は波長560nm近傍の結果です。このように異なる2つの波長域を同時に分光する場合、通常は2台の分光器と検出器が必要ですが、NP250-2は1台の分光器と検出器で測定することができます。
ファイバー入射にも対応
分光器への入射方法は、スリットへのダイレクト入射だけではなくファイバー入射にも対応しています。一般的な単芯ファイバー、光量を稼ぐためのバンドルファイバーなどを取り付け可能です。
特長
- 独立で駆動する2段グレーティング
- 上下異なるグレーティングの選択可能
- 従来のマルチチャンネル測光の欠点であった検出波長領域の制限を解消
主な用途
- 広い同時測定波長域を必要とする分光
- 全く別の波長帯のスペクトルを同時に取り込む分光測定
- 高分解能と粗分解能のスペクトルを同時に取り込む分光測定
