偏光高速度カメラ CRYSTA シリーズ 製品概要
偏光高速度カメラ「CRYSTA」は、高速度カメラに「偏光」の概念を導入した画期的なカメラです。
従来手法は、偏光素子を回転させて解析していましたが、「CRYSTA」は各画素に方位の異なるマイクロ偏光子を実装しているため、1枚の画像から偏光解析が実現します。”PI-1P”モデルは、フルフレーム時7000枚/秒、最高155万枚/秒の偏光画像解析を実現しています。また、”PI-5WP”モデルは円偏光成分の解析に必要な位相子アレイを搭載しています。
偏光高速度カメラ「CRYSTA」は応力伝搬などの高速現象の観察、結晶成長やフィルム延伸時の動的変化、干渉計や膜厚計への組込みなど様々な用途にご使用頂けます。
コア技術「偏光高速度イメージセンサ」
フォトロン社とフォトニックラティス社が共同開発した、画素毎に方位の異なるフォトニック結晶型マイクロ偏光素子アレイを実装したイメージセンサーを搭載しています。この偏光子アレイは波長520~570nmで偏光子として機能し、4画素一組の強度データから各々の偏光情報を解析することで偏光画像が得られます。
従来のように偏光素子を駆動させることなく、偏光画像解析が実現します。

モノクロ高速度カメラとしても使用可能
取得した偏光画像から、モノクロ強度画像を算出できます。また、CRYSTAが採用しているマイクロ偏光は、長波長側では偏光子としての機能が低下するため、バンドパスフィルターを搭載していない”PI-1P”モデルは計算処理をせずにモノクロ高速度カメラとしてご使用頂けます。(照明装置の偏光状態によっては偏光子アレイのパターンが写り込むことがあります。)
偏光高速度カメラ CRYSTA モデルラインナップ

- 世界最高速!秒間100万枚の偏光イメージング
- 大学、研究機関向けの最先端カメラ
(破壊・干渉レオロジー・高分子) - フルフレーム時7000枚/秒、最高155万枚/秒
- カメラ内専用メモリへ直接記録
- 組込開発向けSDK標準付属

- フルフレーム時250枚/秒、最高1万枚/秒
- PCメモリへ直接記録
- 位相子+偏光子モデルあり
- 組込開発向けSDK標準付属
主な用途
- 衝撃破壊試験時の応力伝播観察
- 結晶成長時の結晶軸方位観察
- フィルム延伸時の動的配向分布
- レーザ加工時の内部応力伝播
- 干渉計への組み込み
- 膜厚計への組み込み
- バイオ、ミリタリー、航空宇宙など様々な分野において物理量や物性の測定・可視化
- OEM、物体認識、交通・インフラ、機能性材料、偏光検査・計測、透明流体など
応力分布:穴あけ加工における応力分布
円偏光照明による観察により、透明試料内の応力分布の定量化が可能になります。
結晶・高分子材料:フィルムの引張試験
結晶の成長過程など、動的な異方性変化を定量化できます。
物体認識:車の窓ガラス検出
今まで画像計測が困難だった物体認識などに応用できます。
屈折率分布:アルコールの揮発
干渉計と偏光カメラを組み合わせることで、ワンショットで屈折率分布測定を実現できます。
屈折率分布:ロウソクによる熱対流
(左)干渉計+CRYSTA,(右)シュリーレン法
