製品概要
UltraFlux HEは、最大25TWのピークパワー、10Hzで動作します。ハンガリーにあるELI-ALPS(Extreme Light Infrastructure – Attosecond Light Pulse Source)のため設計された、このシリーズは幅広い用途でご使用頂けます。
マスターオシレーターは、特許取得済み(EP2827461およびEP2924500)Ybドープピコ秒ファイバーレーザーになり、2系統のファイバー出力があります。1つはOPCPA*フロントエンドのシード光に、もう1つはピコ秒ポンプレーザーのシード光になります。両出力は同じオシレーターから出力されるため、時間的に同期しています。これにより、他のOPCPA*システムでは複雑となってしまう時間同期システムが不要になります。
励起用ピコ秒Nd:YAGレーザーは、ダイオード励起再生増幅器、ダイオード励起前置増幅器、フラッシュランプ励起増幅器、第2高調波発生器などで構成されています。励起用ピコ秒レーザーからは複数の532 nmを出力します。532nmのビームの1つはNOPCPAフロントエンドの励起に、他のビームはNOCPA増幅段の励起に用いられます。
フロントエンドのNOPCPA(Non-Collinear Optical Parametric Chirped Pulse Amplifier)は、ピコ秒光パラメトリック増幅器(ps-OPA)、グレーティング圧縮器、白色光発生器(WLG)、フェムト秒Non-Collinearパラメトリック増幅器(fs-NOPA)で構成されています。ストレッチャーにはGrismもしくはOffnerタイプを採用しております。オプションにて高次の位相補償を行うDazzlerを搭載できます。NOPCPA(Non-Collinear Optical Parametric Chirped Pulse Amplifiers)を多段に配置することで、パルスを最大1Jまで増幅することができます。
最後に、増幅されたパルスはコンプレッサで圧縮されます。パルス幅と出力エネルギーに応じて、チャープミラーとの組み合わせたバルクガラスコンプレッサーもしくは従来のグレーティングコンプレッサーを使用します。
診断機能を内蔵しており、エネルギー、パルス幅、ビームプロファイルなどの重要なパラメータを監視することにより、信頼性の高いターンキーオペレーションを保証します。
OPCPAとは
光パラメトリックチャープパルス増幅の略で、従来のTi:サファイアよりも高い出力が得られ、優れた時間コントラスト、広帯域バンド幅を実現します。
特長
- 新開発OPCPA*(光パラメトリックチャープパルス増幅)テクノロジー採用
- 特許取得済フロントエンド(特許No.EP2827461, EP2924500)
- パルスエネルギー
最大1J、繰り返し周波数 10Hz50mJ、繰り返し周波数 100Hz
- パルス繰り返し周波数 シングルショット 〜 100Hz
- 超短パルス 10 fs
- 優れた長時間出力安定度 ≦1.5% RMS、8時間
- 完全同期フェムト秒/ピコ秒パルス出力オプション
- 優れた時間コントラスト
- PLLによる外部同期可能 ジッター3 ps以下
用途・アプリケーション
- ブロードバンドCARS、ブロードバンドSFG
- フェムト秒ポンプ・プローブ分光法
- 非線形分光
- 高次高調波発生
- プラズマ中の粒子加速
- X線発生
